石山寺(いしやまじ)は鎌倉時代創建の天台宗寺院です。庄内川と矢田川の間、守山区瀬古にあり、古くから地域の人々のよりどころとして親しまれ、支えられてきました。
仏教では、かたよらず、とらわれず、自由自在な心であることの大切さが説かれています。
この教えのもと、社会が大きく変化する中で、当寺の伝統を重んじつつ、時代の移り変わりに対応しながら、皆さまの安寧に努めてまいります。どうぞお気軽にご参拝ください。
石山寺は鎌倉時代の寛元年間(1243~1247)、西大寺の叡尊上人の弟子である道円上人によって開山された天台宗寺院です。道円上人は叡尊上人より、滋賀県大津市の石山寺の本尊如意輪観音と同じ木で彫られた十一面観音を授けられ、この地にこの十一面観音を本尊として当寺を創建しました。この縁起により当寺も石山寺と命名されました。
その後、当寺は大伽藍を備える霊地として繁栄しましたが、たびたびの戦火によって被害を受け、それからしだいに衰え、江戸時代初期にはわずかに観音堂が残るのみとなりました。
延宝3年(1675)、尾張藩二代藩主の徳川光友公は鷹狩りのためこの地を訪れ、ここで尾張国内では初めての白鳥をお留めになり、ご機嫌のあまりに当寺再興の寄進を行いました。またその節に、白鳥山という山号も賜ったといいます。延宝4年(1676)には当寺は再興され、この年、光友公の御息女当姫様より、十二天の画像の寄進もありました。
明治24年(1891)の濃尾地震によりほぼ全てが倒壊し、昭和4年(1929)になって再建されましたが、昭和20年(1945)、空襲により本堂、客殿、庫裡などが焼失し、観音堂と山門のみが残りました。
本堂が焼失した後は、観音堂を本堂としていましたが平成8年(1996)、本堂を再建し本尊の十一面観音を安置して現在に至っています。